三陸エンリッチメント研究室

MENU

About三陸エンリッチメント研究室について

三陸エンリッチメント研究室は、アライアンスパートナーとヴィジョンを共有し、
水槽内に自然環境の構成要素を再現できるよう、
様々な自然を「そのままに」切り出してお届けすることで、
水槽全体の環境エンリッチメントに貢献してまいります。

目指すのは、水槽に多様な生物相を取り戻し、全体の安定化を実現していくこと。
しかし、私たちの製品バリエーションではまだまだ足りません。

愚直なまでに、そのままに。

私たちの取り組みははじまったばかり。
単調になりがちな水槽内環境を、本来の生息環境に少しでも近づけることで、
たくさんの水槽の、たくさんの魚たちに、
豊かな暮らしを提供できる世界の実現のため研究を続けてまいります。

Natural Ecosystem Module®
について

私たちがこの製品の研究・開発に取り組むことになったのは、
アクアリストからの1本の電話がきっかけです。

アライアンスパートナーである製造施設は、
三陸の豊かな自然に育まれた海産物を、
海から水揚げされた鮮度そのままにお客様の元へ届けたい、
その想いから食品用「高品質凍結刺身製品」の開発・製造・販売を行なっています。
創業当初は、インターネットによる鮮魚販売を手がけていましたが、
東日本大震災によって施設の全てが流出。再建にあたり未来を見据え、
業態、業容、プラント設備等、ありとあらゆるものを再定義し、再構築しました。

「海の中からの品質づくり」を掲げ、活原料の供給先である漁業者との連携。
手作業での細心の下処理、細胞組織を壊さず保つ凍結技術CASを導入したプラント整備。
製造販売を行う一方で、CASを活用した精密凍結製品の研究が続いています。

三陸地方で主に、養殖魚介類の餌料原料として水揚げされてきた
イサダ(地域名=ツノナシオキアミ)を、
高付加価値食品として活用できるよう、従来の漁獲方法を大幅に改めて、
沖で水揚げされた直後の品質で凍結を実現させようという研究をしていたとき、
SNSにアップした写真を見たアクアリストから電話を受けました。
「観賞魚の餌として分けてもらえないか」
2017年、プラント再建から6年が経っていました。

それから約4年の研究開発期間を経て、
2021年、「Natural Ecosystem Module®」を上市します。

食品用であっても、水生生物用の餌料であっても、
私たちの製品づくりにかける想いは変わりません。
徹底して品質を追い込み、素材が本来持つ品質「そのもの」を「そのままに」提供する。
それが、私たちのミッションです。

水槽生態系をパズルに例えて言うなれば、
私たちはそのなかの、たった数ピースを提供するにすぎません。
しかし、自然界から隔離された水槽内に、各種生タンパク、酵素、微生物群が供給されることで、
観賞魚を取り巻く環境を、自然界のそれに近づけていくことが可能になると考えます。
ユーザーそれぞれの、水槽という複雑な環境の安定化に向けて、
パズルを完成に近づけるお手伝いができれば幸いです。

研究開発・製造・販売
における連携体制

研究開発・製造・販売における連携体制

■概要

事業者名
三陸エンリッチメント研究室
設立
2020年5月
事業内容
Natural Ecosystem Module® の研究・企画・販売・情報発信
代表者
𡈽方 剛史
所在地
<盛岡オフィス>
岩手県盛岡市津志田中央3-27-15-205
<三陸臨海研究室>
岩手県大船渡市三陸町越喜来字杉下75-8 (地域資源利活用推進協議会 内)
連絡先
TEL:019-613-3293 FAX:019-613-3294
メール
info@sanrikuenrichment.com
主要取引銀行
岩手銀行 津志田支店

■沿革

2013
  • 三陸漁業生産組合とイサダ(地域名=ツノナシオキアミ)の高品質漁獲方法の開発に着手。
    ω3、アスタキサンチンなどの機能性に着目し、生食用高付加価値食品としての原料供給体制を探る。
2017.04
  • アクアリストからの問合せをきっかけに、水生生物用餌料の研究開発に着手。
2018.06
  • 産学官連携研究開発事業(大船渡市・北里大学海洋生命学部)採択
    事業テーマ「経済化率が極端に低い魚種部位を用いた、嗜好性高い観賞魚向け超高品質凍結生餌料の開発並びに試作品評価事業」
2018.12
  • 水族館向け製品評価用プロトタイプリリース
2019.06
  • 産学官連携研究開発事業(大船渡市・北里大学海洋生命学部)継続採択
2020.05
  • これまでの研究開発の成果として「Natural Ecosystem Module®」製品上市の目処が立ったことから、研究・企画・販売・情報発信を担う総販売店「三陸エンリッチメント研究室」を設立。
2021.03
  • 公式ホームページオープン
  • 魚卵シリーズ「クロソイ(発眼卵)」リリース
  • 魚卵シリーズ「ヤリイカ」リリース
  • 魚卵シリーズ「ヤナギダコ」リリース
2021.05
  • プランクトンシリーズ「【業務用】イサダ(ツノナシオキアミ)」リリース
2021.07
  • 魚卵シリーズ「ホウボウ・カナガシラ」リリース
  • 魚卵シリーズ「サワラ」リリース
2021.09
  • ベントスシリーズ「ムラサキウニ(生殖巣)」リリース
  • 魚卵シリーズ「トビウオ」リリース
2021.10
  • 魚卵シリーズ「マアジ」リリース
2022.03
  • 大船渡ビジネスプランコンテスト2021 最優秀賞受賞
    最優秀賞受賞に寄せて
  • 魚卵シリーズ「ニシン」リリース
  • 魚卵シリーズ「マダラ」リリース
  • プランクトンシリーズ「イサダ(ツノナシオキアミ)」リリース
  • コンセプトムービー公開